アマイアキッズ(Amaia Kids)は2004年に英国ロンドンにショップをオープンしたロンドン発祥子供服ブランドです。
今回はイギリス王室にもご愛用されるブランドとして成長したブランド、アマイアキッズ (Amaia Kids) の設立ストーリーをお届けします。
ブランド創設者の英国ロンドン在住アマイア・アリエッタ(Amaia Arrieta)はブランド創設当時のロンドンのキッズファッション業界をこう振り返ります。
“昔、ロンドンには高級な子供服かファストファッションの子供服しか選べなっかったの。
私の故郷スペインには手頃な価格で質もデザインも可愛い子供服がたくさんあって、
スペインへ帰る度にロンドンのママ友達からスペインの子供服をたくさん買ってくるよう頼まれたわ。
ビジネスアイディアはここからできたわ。”
ビジネスアイディアを持ったアマイアは勤めていた投資銀行を退職。
“投資銀行の仕事は楽しかったわ。
でも長時間勤務をする環境は私の求めているワークスタイルではなかったの、
特に子供を産んでからね。”
そしてアマイアはスペインの子供服ブランドを取扱うセレクトショップを足掛けとしてビジネスをスタートさせました。
2004年にショップをオープンしてから、顧客は順調に増え、顧客の求めるスタイリングやテイストが分かってきたアマイアはアマイアキッズ (Amaia Kids) の自社レーベル商品のプロデュースを開始。
ショップで取り扱う商品は数年後には全て自社レーベルの商品となりました。
アマイアキッズ (Amaia Kids) の代表的な商品、スモッキング刺繍ワンピースはアマイアの生まれ故郷、スペインの職人により一枚一枚ハンドメイドで縫製されています。
ファストファッションが世の中で拡大する中、アマイアは故郷の職人の技術承継と彼らの職を守ることを重視しました。
無駄な生地を使わない、
大量生産をしない、
お下がりで兄弟姉妹が使えるように質の良い生地を選び抜く、
これがアマイアが大切にしているブランド理念。この理念は、「サスティナブル」という言葉が近年ファッション業界を駆け巡る前に確立されていました。
イギリス王室のジョージ王子やルイ王子、シャーロット王女がアマイアキッズ (Amaia Kids) の商品を兄弟で着回している様子を拝見すると、キャサリン妃のファッションに対する考えと、アマイアの理念に似た部分があることが分かります。
”スペインでは一家に馴染みの仕立屋があり、洋服の縫製やお直しをお願いするの。
お金持ちだけではなく、一般家庭も仕立屋にお世話になるの。
大昔はイギリスもそうだった。
でもファストファッションが力を増し、どんどんこのような街の仕立屋は減少しているわ。”
アマイアが思い描くブランド像は、家族に寄り添う街の仕立屋のようなブランド。
実際にキャサリン妃やロイヤルキッズの好みを理解し、お洋服をお作りする信頼関係を築いたアマイアは、生まれ故郷の伝統的な仕立屋ビジネススタイルを継承しています。
今や世界中でアマイアキッズ (Amaia Kids) の商品が愛されるまで成長しているブランドですが、ブランドの想いは創設時から変わりません。
2019年に創設15周年を迎えたアマイアキッズ (Amaia Kids) 。
これからも確固としたブランドの想いは変わらず発展していくことでしょう。